■■■ 私の時間 ■■■ほとんど読書日記

| カレンダー | 今 読んでるのは | 新着記事 | COMMENT | TRACKBACK | 分類 | 過去ログ | LINK | PROFILE |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | posted by スポンサードリンク
閉鎖病棟 -帚木 蓬生- 20:23
閉鎖病棟
閉鎖病棟
帚木 蓬生

帚木さんの作品は 初めてです。
とても読みやすく、温かい目線を感じました。

タイトルの閉鎖病棟とは、字のごとく、閉鎖された病棟のこと。
脳や精神に障害がある人たちの 入院生活を、精神科医でもある作者が 
医者の立場からではなく、患者の側から書いています。
私は、前から、事件が起こると「精神鑑定」をすることが多々あることに疑問でした。
人を殺めるような時に、そもそも 冷静であるわけが無いだろうと。
精神的な障害がある人全てが 犯罪予備軍ではないだろうし、健康体である人だって信じられないようなことをしでかしたりもするし。

もちろん、凶暴な行為を繰り返してしまう症状や、善悪の判断ができない症状の人もいるとは思うけれど・・・。

この小説に出てくる患者は、みな反社会的な行動を起こして入院させられた人たち。
薬を服用したりすることで、落ち着いた生活ができている。
人を思いやる気持ちも、悲しい気持ちも、同じように持ち合わせています。
でも・・・入院するまでに至った経緯から、喜んで受け入れてくれる家族はいません。
15年、20年・・・・もしかしたら一生 病院で過ごすことになるのかも。
犯した罪に対する刑期よりも長く、そして、刑を受けていないことで自責の念から逃れる事ができない。

全ての患者に当てはまるとは思わないけれど、社会に受け入れるべき人までをも隔離したり、差別的な目で見たりしているのではないかと 後ろめたい気持ちになりました。
つまりは 私も、色眼鏡で見ていたということです。
猟奇的な事件が起こる度に、その色眼鏡の色が濃くなってしまうのですが・・・。

考えさせられる本でした。
| 読書 (日本) | comments(2) | trackbacks(0) | posted by 茶味
スポンサーサイト 20:23
| - | - | - | posted by スポンサードリンク
Comment








私は、閉鎖病棟に家族が入院した経験があります。鍵を開け閉めしなければ、面会にいけないところ・・・看護士の男の人が、薬が効かなくて精神状態が悪くなっている事を「今、電波が来てるから」と平気で面会人に言うので、気分が良くありませんでした。面倒を見ている人も、隔離された世界に居るので、嫌になるんでしょうけど、思いやりは感じられませんでした。でも、そういう経験をしたので、私も色眼鏡は、だいぶ薄くなったと思います。もう、同じ想いはしたくありませんが・・・
posted by まいちゃん | 2006/08/02 8:26 PM |
看護士の人が そんな言い方を・・・?
しかも 面会人に・・なんて酷すぎる。
色眼鏡、これは 理解できないものに対する畏れと共通する部分があると思うのね。
先の展開が読めない怖さっていうか。
そう感じてしまうことは 頭ごなしに否定できないんだけど、どう接するかは別の問題。
区別と差別の違いを 良く考え直さないといけないなって思った。
posted by 茶味 | 2006/08/03 10:07 AM |
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://bench.jugem.cc/trackback/248
<< NEW | TOP | OLD>>