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ラストシネマ -辻内 智貴- 11:54
ラスト シネマ
ラスト シネマ
辻内 智貴

辻内さんの作品の登場人物は、誰もが優しくて、でも決して特別な人ではなく 身の回りに良そうな人達。
今回のラストシネマも、9歳の男の子だった夏を振り返る話です。
映画が大好きな少年は、父の友人でもある雄さんに映画の話を聞くのが大好き。
でも その雄さんは 癌に侵されて入院中の身で、日に日に容態は悪くなっていく。
映画の世界にあこがれ町をでてから 病気で帰ってくるまでの間に、たった1作だけ出演した映画があるという。
台詞もたった一言。
映画のタイトルも言わないまま、雄さんは意識も朦朧とし始めてくる。
「雄さんの映画が見たい。」一心で、隣町の映画館に通い、ようやく見つけたその映画。
もう 自分の映画だと理解できるか堂かも分からない雄さんに是非とも見せてあげたいと、少年は考える。

損得なしに、自分が人のために何かをしたい気持ちというものがある。
町を捨て、恋人を捨て、何もかも捨てて夢に向かった雄さんの、たった一つの思い出を、最後の最後に見せてあげたいという少年の気持ちと、そのために周りの大人がとった破天荒な行動(これは笑えちゃうけど)にすら 感動しました。

もう一作、「中村正太郎さんのこと」という短編も入っています。
普通の、どちらかと言えば目立たない存在の善良なおじさん。
そんな中年男の暮らしぶりが、なぜだか 心に染みます。
「そんなものなのかもしれないな・・・人間の幸せって」
そう呟く中村さんの言葉には
「きっと そんなもんだよ。」
って答えたくなります。
| 読書 (日本) | comments(0) | trackbacks(2) | posted by 茶味
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