いやでも楽しめる算数
清水 義範, 西原 理恵子
清水さんの学校の勉強シリーズ(?)の中の一冊です。
他にも 国語や社会、理科などもでていて、その内の数冊は読んだのですが、この算数が私の中では一番面白かったです。
決して参考書ではありません。
そして数学ではなく、あくまでも算数に関わるエッセイです。
円の面積の求め方は 義務教育を受けた人なら必ず知ってるはず。
半径×半径×3.14(円周率)
さて、では なぜ半径×半径×円周率なんでしょう。。。
本の中で「小学校でちゃんとその理由も習っているはずのことだ。」と書いてありました。
( ̄ω ̄;)!! そうだったの??? ←完全に忘れてる人
で、子供に聞いてみました。
「何であの公式になったか知ってる?」
すると 中学生の息子は
「あったりまえじゃん。 〜〜だからだよ。」と。
現役の小学生の娘は
「は? 知らない。」
・・・・(ノ_-;)ハア…・・・ どうやら 娘は私に似てるらしい・・・
習ったかどうだかさえ覚えていない初歩的な公式の成り立ちを、面白おかしく説明してあって、笑いながらも へ〜そうなんだ〜! と感動できました。
決して難しい数式とかでてきません。 でも 算数アレルギーの人なら 蕁麻疹がでるかも。
けど、作者は「そういう人は 読み飛ばしてください。」と言い切ってます。
単に 数学の面白さ、面倒くささをエッセイにしてあるだけなので・・という趣旨のようです。
鶴亀算についても
「そんなもの 鶴が何羽、亀が何匹か数えた方が早いじゃないか。」
みたいなことや、
「A君は 分速○メートルで出発し、10分後にB君が分速△メートルで追いかけた場合、どの地点で追いつくか。」
なんて問題にも、
「そんなこと 知りたいのか?」
って、ほんと 算数のキライなひとの気持ちが良く分かってるコメントが満載で、共感を覚えながらも算数雑学に触れる事ができました。
数学が割りと好きな息子に、今度 読んでみるように薦めたいと思ってます。