炎と氷
新堂 冬樹
いやはや・・すごい世界でした。
読み終わって時計を見たら朝の6時。( ̄∇ ̄;)
寝直したら絶対起きられないだろうから そのまま起きてますが、頭がボーっとしてます。
闇金の世界を綴った作品です。
あまりの壮絶な取立て、人間の欲望と弱み・・・
足を踏み入れてはいけない世界。
でも 現実にそんな修羅場になっている人もいるみたいだし。
CMで 可愛い子ににっこりされて、さわやかでお手軽なイメージが広がってるけど、お世話にならないに越したことは無い。(これは闇金ではありません。)
闇金に至る人は、銀行などはもちろん サラ金にも相手にされなくなった人なんでしょう。
本当の生活苦より、ギャンブルに身をやつした人の方が多いようなことが書いてありました。
お金と暴力(力)を絶対のものと信じる世羅=炎
お金と知力を信じる若瀬=氷
中学時代に知り合った二人は親友となり、その道で頭角をあらわすが、最後には対立することになる。
その二人のプライドの為に躍らされる人々。
小説に出てくるほどのひどいことは無いと思いたい・・。
実社会では どれほどのことになっているのか、私の近い人には経験者もいないので知らないし、これからも知らずに過ごせたらと願ってます。
男の「飲む 打つ 買う」と 女の虚栄心。今時じゃ 女の人が男に入れあげてしまう場合もあるらしいし。
順調な時は さぞかし蜜の味なんだろうな。
一度知ってしまった蜜の味は 忘れがたいのかもしれない。
だったら蜜の味を知らないほうが幸せなんだろうか・・・。
今現在 蜜を味わってる人が目の前にいたら 羨ましいって思わずにいられるんだろうか。
出始めの頃は 使うのに抵抗があったカードも、この頃じゃ当たり前のように使ってる。
現金でしか買い物をしなければ、「今日は手持ちがないから。」って諦めて帰ることもできるのに、買えちゃうんだよね。
これって 便利だけど怖い。
どうしてもカードじゃないといけないもの(ネットでの買い物とか)だけに限定すべきか。 あぁ でも ポイントって嬉しいのよね。
ほんと、消費者心理をよくご存知。
気をつけねば。 子どもに贅沢はさせられないけど、不憫な思いはさせたくないもん。