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天路 -宗田治- 09:58
天路
天路 宗田治 著

自分のことを心から気に掛けてくれる一番好きな先生の命を奪ってしまった少年。
本当に憎かったのは、その先生の婚約者の男性教師。
男性教師は 昔、少年の母の命を奪った犯人であった。

悔いても悔いても自分の罪を許せない少年は、社会に戻った後先生の位牌に頭を下げに行き、自分は誰からも許されてはいけないのだと確信した。
先生の母親の言葉から
「行き倒れで死ぬまで、全国を歩き自分の罪と、それがどれだけ大勢の人を苦しめることになるかを語る」旅にでることにした。

路上や公園で自分の罪を語り、歌を歌う。
石を投げる人、暴力を振るう人、罵声を浴びながらの旅。
中には 「自分の罪を誇らしげに語っている。」と誤解する人もいるし、励ましてくれる人もいる。
そして、どれだけの冷遇にも逆らわず逃げない姿勢に心惹かれて付いてくる人も・・・。
そして、ネットで絶えず見張っている人々。

少年の歌に感動した人も少なくなく、いつの間にかメディアにも載る。
それは少年の本意ではなかったのだけれど・・・。

罪を憎んで人を憎まず
と言う言葉がある。
頭では理解できても、心の中はそんなにすっきり割り切れないもの。
本当に 本当に悔いて苦しんで、更正しようとする人を中傷し続けるのは良くないと思う。
ましてや 本人だけではなく。その親類縁者に至るまで。
大切な人が被害にあった場合は それすら奇麗事に聞こえてしまうかもしれないけれど。
ただ、反省してない人もいるのではないかと思う昨今。
再犯や愉快犯については もっと厳しくてもいいのではないだろうか。

どれだけ悔いても 亡くなった人は戻ってこない。
これだけは事実。


宗田さんの作品は あまり読んだことがなかった。
「僕らの七日間戦争」だったかな・・・映画になったのは。
その作品も知らないままなんだけれど、宗田さんは若い作家のイメージがあった。
年齢を知ってびっくり。
若い感性が失われていないことに、人としても刺激された。
他の作品も読んでみようかな。
| 読書 (日本) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 茶味
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